サブ端末としては最高になり得る1台。ただし、価格に折り合いがつくならば。
※画像は「古代戦士ハニワット」1巻より
発売時の価格は約1400〜1500ドル。価格が価格なので他社のハイエンド端末と比べられてしまい、2画面であるという点以外は基本的に他社端末に及ばないSurface Duoは辛口な評価を下される事が多かった。
実売価格が発売時の1/3以下(※SIMロックされたAT&T版の価格)になってしまった現在ならメイン端末として出来ない事を期待される事もない。綺麗な写真が撮りたかったり、NFC対応のサービス使いたければ他の端末を使えば良い。サブ端末として、ポケットに入るLTE対応8型タブレットとして気軽に運用出来る。
なにせ本来は1400ドルもしたハードなので質感は良い。無意味にパタパタと開閉したくなる。Surface Duo2ではカメラ性能と引き換えに失ってしまったフラットな背面デザインも自分には好ましい。軽さと見栄えを重視しているので付属のバンパーやケースは付けずに反射防止タイプのフィルムを4枚貼って使用している。記事中の本体画像は全てフィルム貼付け後の状態。
2画面とその画面比率のおかげで電子書籍の為に存在するといっても差し支えない満足度がある。大画面時には中央ヒンジ部分が非表示領域になる仕様のせいで、Kindle等アプリによっては上手く表示されないものもあるが、自分が主に利用しているreader storeとkinoppyについては小説も漫画の表示に大きな問題は無いのでストレス無く利用出来る。
端末をやや折り曲げて本を読むという体験は普通のタブレットでは味わえない良さがある。結局紙の「本」に囚われているという事でもあるのだが、良いものは良いのである。
閲覧用としては便利。
Feedeen(RSSリーダー)+Chrome
はてなブックマーク+Chrome
の組み合わせを良く利用している。片画面で記事一覧を眺めて、気になったものを別画面で読むという動作は楽しいし快適。
上記や電子書籍用途以外で使用機会を増やそうとすると、かゆいところに手が届かないと感じる場面が多い。タブレットとしては軽いがスマートフォンとしては重量級になってしまうため、単画面で使うにしても重量と幅の関係で両手操作が前提になってしまうのも少し不便なところ。
他にも最初から大画面モードで起動する機能が無い。手に持った状態での2画面利用時に文字入力(QWERTY)が非常にやりずらいというのがある。
ネット上ではTwitter+ゲームや動画が便利という意見を比較的よく見かけるけれど、Twitterの表示領域はSurface Duoの画面比率とは相性が悪いので自分には馴染まなかった。
カメラは使わない。

大画面モード時はソフトウェアキーボードを左右に分割する事が出来る。

2画面利用時に片画面で入力する場合は片側にソフトウェアキーボードが表示される。反対側のディスプレイが邪魔になってしまいQWERTY派には面倒。フリック入力も選択可能。

画面モードに関わらず入力中に画面の向きを変えれば下側にソフトウェアキーボードが表示される。QWERTY派には嬉しい入力サイズ。
何かと評判の悪い非表示領域だけども過去の2画面端末でディスプレイ間のベゼルがあることによる見かけ上のズレはMEDIAS WやM Z-01Kで少々気持ち悪いと思っていたので、ズレが生じないSurface Duoの処理方法については一理あると思っている。
ただブラウザやMAPアプリならともかく、アプリによっては操作性や閲覧性に致命的な問題が生じるので端末側の設定で大画面表示時にノド部分を含めるか否かを設定出来るようにしてほしい。アプリ側で対応してくれても良いのだが、Surface Duoシリーズでしか発生しない問題なのでアプリ側で対応しろというのも酷に思う。
Surface Duoは中央の84px、Surface Duo2は66pxが非表示領域になっている。
Surface Duoシリーズの購入を検討した人の多くが辿り着いてしまう結論である事は否定出来ないが、
・重量はSurfaceDuoの方が軽い。
・256GBセルラー版と比較した場合は投げ売りSurface Duoの方が安い。
・Androidなので電子書籍アプリで物理ボタンを利用したページ送りが出来る。
・折り畳めばポケットにも入る。
という利点がある。
定価で比較した場合はSurface DuoがiPad miniの倍の価格になってしまうので、やはり他社製品と戦うのは難しいという気持ちにもなる。
| Surface Duo | iPad mini | Nova3 color | Galaxy Z fold3 | Surface Duo2 |
画面 | 8.1 1800x2700 | 8.3 2266x1488 | 7.8 1404x1872 | 7.6 2208x1768 | 8.6 2688x1892 |
画面 | 5.6 1800x1350 | | | 6.2 2268x832 | 5.8 1344x1892 |
容量 | 256GB | 256GB | 32GB | 256GB | 256GB |
重量 | 250g | 297g | 265g | 271g | 284g |
価格 | 54,662 ※2 | 95,800 | 49,800 | 237,565 ※3 | 196,680 |
※1 iPad miniは第6世代セルラー版
※2 自分が購入した時の価格 439ドル+送料関税
※3 au版の価格
SIMロックされたAT&T版はSIMフリー版より安価に入手出来るので、ひとまず2画面端末を触ってみたい人におすすめ……と言いたいのだけど、SIMロック解除がスムーズに行くとは限らないので費用と時間を考慮して選択して欲しい。順調ならロック解除申請から1週間程度でロック解除コードが送付されてくるようだけど、自分の場合は申請から解除までに1ヶ月以上かかってしまった。AT&T版は安価だけれど躓くと面倒くさくなる可能性もあるので要注意。
中古品でも良いのであれば、じゃんぱらやイオシスでSIMロック解除版を購入するという手もある。
AT&T版用の参考リンク
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